2015年6月8日月曜日

農家の収入

土地活用としての農業を考え、ふと農家の収入はどうなっているのか思った。



教えてgooより


農業ってどれくらいの収入があるの?


2005/07/09 00:23

 最近、農業を仕事にしてもいいかなと思っています(現在29歳デス)。

 何冊か本を読んだり、サイトをのぞいてみたりしているのですが、年収がどれくらいになるのかはなかなか書かれていません。

 もちろん何をどれくらい作るかで代わってくると思いますが、たとえば年収500万(いくらでもよいのですが)にするには何をどれくらい作ればよいのか?

 また何年で収益がプラスになるのか?資本金はいくら用意すればよいのか?

 実際に営農されている方からも教えていただけるとうれしいです。



No.3 2005/07/09 01:25

農家の跡取り(兼業農家)ですが、現在の農業政策では農業だけでは生計を立てることは平均的な農家では殆ど困難です。

●減反を毎年強要される。毎年水田の半分はお米が作れない。

●一方、日本のお米の消費量の10%を毎年米国から購入することを名国から強要されている。

●かってはお米の作り過ぎといって転作を奨励したが、自動車などの工業製品の輸出代金の見返り輸入として、日本の野菜の種子を外国(中国や東南アジア)に持ち出し日本国内と同じ品種の総産物を低価格で作らせて、格安農産物として輸入し続けているため、日本の農家の転作作物作りは挫折してしまっている。政府の農業政策の国策がなく、農業が工業製品輸出の犠牲になっている。

これが日本の農業の衰退に拍車をかけています。

 日本の大多数の農家(80%)の平均年収が140万円程度でトラクター1台の購入で収入ゼロになってしまっているのが現状です。

このため、農家出身の若い世代はサラリーマンとなって年収400万~600万を稼いで、田畑の肥料や農業機械の購入につぎ込んでいるのが現状です。

このため、サラリーマンをしながら、あまっているお米を購入して、農業機械の購入をやめ、水田の耕作放棄をする農家が増加しています。

もちろん、昔からの鶏やヤギなどを飼い、野菜やお米を食べるだけ農業機械を使わないで、電化製品も購入せず自給自足の生活をすればやっていけないことはありません。

必要な物を購入するだけの農産物か、副業をすれば何とかやれます。多くの若者はより収入の多いサラリーマンになる道を選んでいます。


一方、定年になった都市のサラリーマンが自然環境に恵まれた農山村の自給自足生活にあこがれて、多少の退職金などの蓄えをもって農業に従事する人々もいます。

収入は度外視で生き生きした余生が過ごせればよいといった考え方ですね。

政府のいう株式会社を農業に進出させると、生産性第一で、単一農産物を、大量の農薬を使って、大量に生産することになり、日本の農産物の品種がどんどん少なっていくと予想されます。

現在でも大型スパーによる少数の野菜だけが出回るため、野菜の品種が減少の一途を辿っています。


一部の有志で有機農法や無農薬野菜つくり(虫食い野菜も多く出る)に挑戦しているグループも沢山存在していいます。無農薬濃暖物の産直の試みも色々取り組まれてもいます。

 国全体の農業政策がないし、食料自給率を上げる政策が無い=工業製品大量輸出の見返りの農産物の輸入の結果といえるかもしれません。

 農業だけで、必要経費を差し引いた年収を一人当たりの500万円稼ぎ出す農産物があれば、農村の跡継ぎが農業に従事するケースが多くなるはずです。

現状は、兼業で稼いだ年収を農業につぎ込んでいるのが多くの農家の実態ですね。


No.5 2005/07/09 02:05

全くのつて無しだと、かなり厳しいと思います。
日本の農業は、大規模化があまり進んでおらず、今も
個人を主とした事業で、せいぜい共同体止まりです。

株式会社化も、あまり成功しているとは言えないですね。
ワタミがやってますけど、特殊例でしょう。

どのようなものか、覗きたいので有れば、県単位で
行われている、農業学校の説明会へ参加されると良いでしょう。


No.6 2005/07/09 04:01

年収200-300万円ですと、穀倉地帯の水田農家で作付け面積10-20町。休耕田が5割ですから、倍の20-40町。

資本金は不明。土地の利用権をどれだけ低価格に入手できるか、土地の機械作業を可能にするか、にかかっています。
新規参入ですと.10億単位の金が必要でしょう。


No.7 2005/07/09 12:16

親父が専業農家ですが
米はNO.6さんがほぼ書いたとおりですが作る品種および場所に
よって大きく値段が変わってしまうので答えは出せませんね
ちなみに米は価格の変動が少ないので(ジリ貧ですが)
比較的まだわかりやすいですが

野菜は天候などで値段の変動がありますので運がよければ
(自分ところだけ豊作なら)儲かるときもありますが最悪な場合は赤字になります。
ちなみに規模にもよりますがトラクターやハウスなど農機具が
必要ですので機械だけで数千万から数億円あっという間に消えます。
他に肥料代や農薬代で費用が必要になります。
袋や箱も買う必要もありますし広い倉庫なども必要になります。
他にもいろいろと出費はあります。

つまり家が既に農家をしていて機械も揃っていないとかなりのお金が必要となります。
土地に関しては場所によりますが小作になれば借りられますが
ここは信用と実績が絡みますので新規参入にはまずやらせないでしょう
もし、やらしてくれたとしてもとんでもない悪い土地か地元の農家に
嫌われて誰もやらないような地主の可能性もあります。

本当に理想と現実ですね。農家をやっている家庭にいれば
こんな割の合わない大変な仕事と思うでしょうし
(私は将来性がないとはおもってませんけど)
農業をやったこと無い方は土いじりや自然に接するというような
理想を感じると思います。

もし、土地があるのでしたら兼業でまず試してみるのもいいと思います。



No.8 2005/07/09 15:45

現在の専業農家は道楽と思ってください。米作りだけで、トラクター、田植え機コンバイン、乾燥機、その他・・で1500万位のお金が必要です。専業農家の年収は200万位です。

野菜作りですが。病気、草取り、虫、との戦いで1年がすぎます。自分で価格は決められません。

10年前の野菜の価格と変わりません自然災害で価格の変動は1週間位でまたもとの値段になります。

日本の政治は工業製品を外国に輸出している為、見返りに農産物を輸入しなければそれも価格の安い農産物です。

日本の人口は20年前とほとんど変わりませが1人が米を消費する量はどんどん下がり続けています。

現在29歳夢を持つた農家作りを考え挑戦してください。



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米作りをしている農家の収入を教えてください。 サイト

今、田んぼで作られたお米の値段は、60キログラムあたり、たとえば山形県の「はえぬき」で16,500円ぐらいです。

 農家の人がお米を売る時の値段は、1984年(昭和59年)の18,700円(60キログラムあたり)を最高に、その後は上がることがなくて下がるいっぽうでした。

 今では1976年(昭和51年)=なんと、24年前!の値段と同じになっています。


 お米は、10アール(1反)当たり600キログラムとれますから、60キログラムあたりの値段の10倍になります。つまり、3ヘクタール=300アール(10アール×30倍)の田んぼをもっている農家は、

  1984年(昭和59年)=18,700×10×30=560万円
  これが、今では・・・・・=16,500×10×24=400万円

 なぜ、最後が、「×30」でなくて「×24」かというと、「げんたん(減反)」といって、今、お米が余っているから作らなくてもよいことになっていて、お米を作る面積を減らして、お米の生産量を調整しているからです。

 さらに、この収入のうち、半分の200万円が、お米を作るための「タネ代」・「肥料代」・「農薬代」・「材料費」・「燃料費」・「電気代」・「水道代」・「農業用の水を利用する利用料金」・「共同でお米をかわかして、良いお米を選ぶ作業代」などなどに消えてしまい、手元に残るのは、200万円です。


年間1人当たりの米の消費量(しょうひりょう)を教えて下さい。

国民1人・1年当たりの米の消費量は、食生活の外部化(がいぶか)や多様化(たようか)等を背景にほぼ一貫(いっかん)して減少しており、平成9年の消費量(kg/人・年)は、66.7kgでしたが、平成15年(試算)は、59.5kgに減少しています。

1アールで年間60kgのお米が収穫できる。

自給するとしたら、国民一人当たり1アール(99.3㎡)の土地が必要。

日本の人口 1.273億 (2013年)

耕地面積及び作付延べ面積  農林水産省 


 田んぼ 2465000ha  → 24650000÷0.1=246500000(1年間60kgお米を食べることのできる人数)

  ※2億4650万人分の食料を作ることが可能

ちなみに、畑は207.2万ha(平成25年)



土地の単位



反(タン)

坪の300倍の単位。畝の10倍です。1反の面積は、993㎡。一辺が約30mの正方形、もしくは、田んぼ一枚の広さをイメージしてください。

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農家の平均年収を詳しく解説!平均年収.jp サイト



平均年収:200~300万円(専業農家)

職務内容

農家の仕事は、農作物を作ることです。米、果物その他野菜です。
農作物以外にも酪農で牛を育てたりもします。

畑を作るための、土地を買い、トラクターなどの設備を買うので、初期投資だけで1000万ぐらいはかかるといわれてます。

家族で農家をしてるのであれば、年の売り上げが2000~3000万といわれています。その半分が経費といわれているので、家族だと年収は1000万ぐらいになる農家もあるそうです。

最近は専業農家よりも兼業農家を行うところも多く、冬の間は違う仕事をして、収穫時期になれば農家をするというところも多いそうです。

家族経営をすればそれなりに年収が高くはなりますが、深夜業務やお休みなどもあまりもてないためハードたといえるでしょう。

でもその分、育った農作物に愛情を感じることも多いそうです。

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「農家の収入の半分が補助金」という異常事態 サイト

2015年03月28日 (週刊東洋経済2015年3月28日号)


所有者が死亡し子供たちがふるさとに戻らないために、空き家になってしまった家屋や農地を目にした。日本全体では農地の8%が耕作放棄地となり、家屋の13%が空き家になっている。

 紀美野町は観光地になることで「消滅」を避けようとしている。町内に真国と呼ばれる地区がある。地区人口はかつて1600人あったのが今は400人。

そこで注力するのが以下の取り組みである。耕作放棄地を利用して都市生活者に農業体験させる「真国ファーム」プロジェクト、多彩な芸術展示やフェア、高齢農家が和歌山市内に農産物を出荷する際の支援、地元食材を使ったレストラン開設などだ。



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農家への補助金の現状


農業補助金をもっと知ろう!~その仕組みとカラクリ~ 


サイト PDF 農業技術通信社の農業総合専門サイト


PDF p30 

「農水族議員、農水省役人よ 見識ある農業経営者の補助金制度への懐疑に耳を傾けよ!


本誌編集長 昆吉則
 
 補助金に依存し経営の自立性を喪失することの危うさを指摘してきた本誌が「補助金特集」をするからといって宗旨変えしたわけではない。本誌も国や地方行政がそのリスクの一端を背負い事業者によるチャレンジを支援することはあってしかるべきだと考えている。

 しかし、現在の補助金の在り様に関して、現実の経営者である本誌読者の方々が、懐疑的あるいは補助金をもらうことへの経営者としての戒めを述べておられることに、補助金問題への答えがあると思う。

 補助金とは政策目標の実現のために予算化されているはずだ。

しかし、その背景にある政策目的への懐疑、運用上の問題、経営の自立性喪失、補助金農政がもたらすモラルハザードの問題等々、補助金の在り様に対して農業界をリードする農業経営者たちがこれほど否定的な見解を持っているのだ。そのことを農水省や農林族議員たちはよく認識願いたい。

 また、新規に農業を始めようとして本誌を手に取っていただいた方々にはこう助言したい。

取れる補助金は取ればよい。ただし、農業経営者を目指す方々なら、この読者の声を良く噛み締めていただきたい。



日本が自滅する日 「官制経済体制」が国民のお金を食い尽くす!

石井紘基 



p68 図表1-14 農業基盤特会をめぐるカネの流れ 平成13年度予算








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